先日、北鎌倉の浄智寺の敷地内にあるたった2畳の茶室(床の間を入れて2畳なのでなんと1.75畳!)宝庵で、濃茶と薄茶の茶道を体験して参りました。
千利休さんが考えた中でも、もっとも小さいサイズの侘び茶の極致であるミニマムサイズの茶室。
すばらしい時間でした。
紅葉最盛期の北鎌倉の静かな山の中、自然光のみで障子薄明かりの元、聞こえるのはつくばい(手水)のチョロチョロ水の流れる音と、炉開きした茶釜がシュンシュン湯が沸く音のみ。
炭のじんわりした温かさでウトウトしそうな心地よさ、北鎌倉の自然に溶け込み自分が樹木の一部になったような感覚の中、静かに流れるような表千家の先生によるお点前。
北鎌倉を全面にうちだしたお道具やお菓子の数々。
狭いので、亭主と客の3名しか入れません。
禅寺で茶道と聞くと、修行のような堅苦しいイメージかもしれませんが、まるで紅葉まっさかりの山間の秘湯で疲れを癒したような、そんな気分になって帰宅しました。
一期一会の楽しさ。なんで利休さんは狭い茶室が好きだったのか、ずっと疑問だったのですが、体験してみてよくわかりました。
この茶室は夏は灼熱、冬は極寒らしいので、気候の良い時期がオススメです。
日々の疲れを癒したい方、抹茶や和の道具が好きな方、とてもオススメです。正座苦手な方も、足を崩してよいので心配無用です。